卵巣は、親指大ほどの大きさで、子宮の左右に
一つずつあります。
卵巣は、卵子を排卵したり、女性ホルモンを分泌
したりと、女性にとってとても大切な臓器です。
現代は高齢出産が増え、初産の年齢が高くなり、
出産回数も減少しているため、排卵の機会が
多くなり、卵巣癌が増えていると考えられて
います。
卵巣癌の発生は、排卵と関連しています。
排卵するたびに、卵巣が傷つけられ、そこが修復
されるということを毎月繰り返していく過程で、
卵巣表面(表層上皮)の細胞が異常に増殖して
いくのが、卵巣癌です。
つまり、継続する排卵が、卵巣癌の危険因子と
なるわけです。
避妊用ピルを服用していると、卵巣癌のリスクが
低くなるため、ピルを服用する習慣のある欧米では、
卵巣癌の減少に貢献していますが、 出産回数が
少なく、ピルを服用していない日本女性は、卵巣癌
のリスクが高く、今後増加し続けると思われます。
卵巣癌は40代から多く発症し、50代前半が発症の
ピークですが、その後また80代という高齢層で増加
する傾向にあります。
卵巣癌 症状ですが、初期の段階ではほとんど自覚
症状が無いことから、沈黙の腫瘍と呼ばれています。
そのため、早期発見が難しいとされています。
卵巣癌が大きくなってくると、膀胱が圧迫されることも
あり、頻尿または排尿困難などといった症状が出て
きます。その他には、腹部の痛みや、骨盤の痛み、
ガスが多くなったり、便秘などもあるようです。
いずれも、つい見過ごされてしまうような症状ばかり
ですので、40代を過ぎたら定期的に検診を受ける
ことをお勧めします。